イルカ

旅のアドバイス

 

1月〜3月 ザトウクジラシーズン

北風が吹くことが多く、海も荒れやすい時期です。

2月は、ザトウクジラが最も多く見られます。が、強風のためにツアーが欠航になる日もあります。気候はその年によって違いますが、おおむね1月より2月、2月より3月の方がより穏やかになります。この時期は、海に出られさえしたら、多くのザトウに遭うことができるでしょう。

ウォッチングツアーに参加するときは、暖かい上着をお忘れなく。朝晴れていると、上着はいらないと思ってしまうのですが、走る船上では風をより強く感じますし、午後には日が傾いてひとしお寒くなります。波飛沫を浴びてしまうかもしれないので、できれば合羽をお持ちになった方が良いでしょう。

この時期のドルフィンスイムは、波のためにイルカの発見率も低くなり、スイムもハードです。水温も低く、ウエットスーツを着ていただいた方が宜しいでしょう。

この頃は、三日月山展望台からもホエールウォッチングができます。小笠原ホエールウォッチング協会で、双眼鏡を貸し出してます(有料)。見晴らしが良いだけに風向きによっては寒いですから、暖かい格好をなさってください。温かい飲物やお弁当も用意して、一日のんびりするのもいいでしょう。座っているのに飽きたら、三日月山遊歩道を散歩してみたらいかがですか。

4月〜5月 ザトウシーズンの終り&スイムシーズンの始まり

4月に入ると、だいぶ日差しが強くなります。

海況も穏やかになり、ザトウクジラのソングが聞きやすくなります。歌っているクジラが近くにいたら、ソングスイムのチャンスです。海にそっと入ると、青一色の中からクジラの歌が響いてきます。姿は見えませんが、歌に包まれるのは素晴らしい体験です。また、生まれたばかりの子クジラも多く見られます。
いっぽう、気の早いクジラから北へ帰りはじめます。一日ツアーで見られるクジラの数は、ひところよりは少なくなります。ゴールデンウイークが終わると、てきめんにクジラは減り、おおむね5月中旬に姿を見なくなります。

春から夏へ移りかわりで、イルカのシーズンが始まります。ツアー中にスノーケリングをなさる人も増えてきます。
それでもまだ水温は低く、風も強く、夏の海とは違います。海に出るときや泳ぐときは、暖かい上着を用意しておいた方がいいでしょう。

遊歩道をのんびり歩くにもいい時期です。父島にはあちこちに整備された遊歩道がありますが、途中や目的地に自動販売機などありませんから、時間をかけて行かれるときは飲み物を忘れずに。

6月〜10月 ドルフィンスイム&マッコウクジラシーズン

6月上旬に梅雨が明けると、いよいよ夏です。海は青く輝き、凪いでいます。海遊びのベストシーズンです。

水温も高くなり、ドルフィンスイムやスノーケリングを存分に楽しめます。ケータ列島などの遠出にもいい時期です。そろそろ外洋域のマッコウクジラウォッチも始まります。

あちこちの砂浜には産卵上陸したアオウミガメの足跡がありますし、水面で大きなカメが浮いているのをよく見かけます。水面下にマンタを見つけることも多いです。南島では、カツオドリが雛を育てています。

この時期の日差しはかなり強いです。スイムや観光で海に出られるかたは、日差しから肌を守るために長袖もご用意になった方がいいでしょう。曇っているとつい油断しますが、それでも日焼けします。海に出る前にはしっかり日焼け止めを塗りましょう。塗り忘れが多いのは、耳・唇・手の甲・足の甲です。毎年、日焼けがひどくて診療所に駆け込む観光客が何人もいらっしゃいます。せっかくの休暇を台無しにしないように、くれぐれも気を付けてください。
船上では、凪でもそれなりに揺れますので、足元は滑りにくいものを。かかとの高い靴や革靴はやめて下さい。 船に弱い人は、あらかじめ酔い止めを飲みましょう。体調を整えるために、前の晩に夜更かしや飲み過ぎは禁物です。
父島の浜で泳ぐときは、観光協会で海況を確かめてからいらしてください。ちなみに、小笠原村条令では、水着のままの外出は禁止されています。海外のリゾートとは違うので、水着だけでは出歩かないようにしましょう。

三日月山展望台からのサンセットウォッチも楽しい季節です。宿によって夕食の時間が異なりますので、日没の時間と検討して、夕食前に行くか、急いで夕食を済ませてから行くか、決めましょう。海に夕日が落ちる瞬間も美しいですが、そのあとの夕焼けがまだ一段と綺麗です。

11月〜12月 スイムシーズンの終り

その年によって違うのですが、だいたい11月に入ると冬の風が吹き始めます。そろそろ、穏やかな凪の海は終わりです。

それでも水温はまだ高く、沿岸でのドルフィンスイムには問題ありません。夏のシーズンが終わって観光客が少なくなったぶん、イルカたちものんびりしています。

いくらか日差しは弱くなってるので、泳いだあと肌寒く感じるかもしれません。羽織れる上着を用意した方がいいでしょう。
父島の町も、歩く人が少なくなります。静かな島をゆっくり楽しめますが、宿やショップによっては休暇をとるところもありますので、来島前にご確認ください。

ザトウクジラ初発見の噂も聞かれる頃ですが、数が増えて毎日のようにコンスタントに見られるのは、まだまだ先になります。