シャチ
ー Orca ー
シャチは、体長6〜7m、胴の黒い部分に白い模様が3カ所あります。腹部は白で、尾ビレの裏側は黒いふちどりの中が白です。
成体の雄の背ビレは、垂直に伸びて1.8mにも達します。雌の背ビレは、雄の半分くらいの高さでカマ状です。
世界中の全海域に分布していて、その生息域によって定住型(レジデント)・回遊型(トランジェント)・沖合型(オフショア)とに分けられています。それぞれの食性や性格も違うようです。
よくカナダやアメリカでウォッチングの対象となってるのは、レジデントのシャチがほとんどで、生態の研究もそれなりに進められていますが、小笠原で見られる可能性があるのは、オフショアです。
鯨類の中でも、もっとも多様な種類の餌をとっています。魚類・鳥類の他、アザラシ・クジラ・ジュゴン・ウミガメなども食べています。
餌をとるのにシャチ同士で協力することもありますし、1頭がとった餌を他のシャチと分け合うこともあるようで、きわめて社会性が強いです。
ブリーチやテールスラップなどのアクティブな行動も多く、単なる遊びだけではなく、様々な行動によってシャチ同士が情報を伝達していると考えられます。また、クリック音・ホイッスル音・パルス音などいろいろな音を出し、その発声も群ごとに異なります。
小笠原では、1994年5月に、Sea-Tacが聟島沖でシャチの群を確認しています。船首波ではなく船尾波に乗り、船の横にも寄ってきました。近くにマッコウクジラの群がいたので、ある研究者によると子マッコウを狙っていたのではないかとのことでした。
以後も、外洋域で、まれにシャチの目撃例があります。